毎日の基本の掃除にプラスする「1日1掃」シリーズ。
毎日少しずつ汚れているけれど、毎日掃除をするほどでもない。
そんなワンポイントを定期的に綺麗にすることで、住まいが隅々まで輝き始める新習慣をご紹介します。
所要時間を目安に、今日も1日1掃で住まいをピカピカにしていきましょう。
ホコリは除去しない限り積もり続ける
掃除と言えば、掃除機がけ、雑巾がけが主流です。この2種類を習慣化するだけでも、家の中はある程度綺麗に保つことができます。ただ、掃除機をかけるたびに掃除機から出る風で、ホコリが部屋中に舞い散ってしまいます。
「ホコリなんてそんなに付いてないよ」と思われた方は、ホコリが見える特殊なライトを壁に当ててみるか、昼間に部屋の照明を消して外から入る日光を使って、壁面と平行に並んで見てみてください。驚くほどたくさんのホコリが室内に浮遊・付着しているかがわかります。毎日私達が着る服、寝る布団などからも、かなりの量のホコリが出てきます。
- 掃除機をかけるのは週1回以下
- 壁や天井のホコリは気にしたこどがない(掃除したことがない)
- ペット(皮膚が毛で被われている)と暮らしている
- 普段から換気をあまりしない
- 布団をあまり干さない、布団用掃除機を使ったことがない
上記に1つでも当てはまる方は、家の中にホコリが蓄積している可能性が高いです。床面はもちろん、壁や天井、家具や衣類に付着したホコリは、除去しない限り積もり続けます。ごみ屋敷や、長年放置されている空き家の映像を見ると、例外なくホコリの塊りが部屋中に蓄積しています。
「掃除機をかけているから大丈夫」と思いがちですが、床以外の場所に目を向けて、普段お掃除が行き届かない場所のホコリも除去していきましょう。(関連記事:【毎日の掃除習慣④】掃除機をかける)
ホコリの払い方・手順
①準備するもの
①はたき、②絞った雑巾、③マスクを準備します。
天井のクロスや照明をはたきで払うと、普段掃除をしていても必ずホコリが落ちてきます。喘息やアレルギー反応を起こす危険もあるので、はたきを使うときはマスクやメガネを装着して、ホコリを体内に取り込まないように注意しましょう。
はたきの素材は、ウール、ポリプロピレン、ポリエステル、鳥の羽などがあり、それぞれ適所や特徴が異なります。はたき選びの際のポイントは、以下の2つです。
・洗って繰り返し使えるタイプ
・手を伸ばして天井のホコリが取れる長さ
迷った場合は、まずはこの2点を念頭に、オールマイティーに使えそうなものを比較検討してみましょう。私は、大き目のウールダスターを愛用しています。ふわふわしていて毛量が多いので、あらゆる場所で活躍しています。
いきなりネットで購入すると、思っていたイメージと違うことがあります。まずはホームセンターなどで実際に手に取って、上記2つのポイントを考慮しながら質感や使いやすさをイメージしてみましょう。
②ホコリの払い方
ホコリを払う前に、食品や飲料、衣類、小物などを片づけて、できるだけ床やテーブルに物を置いていない状態にします。普段座布団やクッションを使用している方は、このときついでにベランダでホコリを払って天日干しをしておくのもいいと思います。
ホコリは、上から順に天井→壁→家具家電の順に、やさしく下へ向かって払います。力強くはたくと、逆にホコリが舞い散ります。置物にはたきが当たって落としてしまう危険もあります。
本棚の中、写真立て、テレビ、クローゼットの中、トイレの収納庫の中、パソコンやルーター周りなどは、ホコリが溜まりやすい場所です。ふわふわのウールダスターだと、くるくると回転させながら狭い場所でもホコリを絡め取ることができます。
使い終わったはたきに付いたホコリを、ベランダや屋外で払い落します。はたき自体にたくさんのホコリが付いているので、片づける前に必ず払い落とします。洗えるタイプのはたきなら、製品の取扱説明に従って、10回~20回に1回くらい手洗いすることをおススメします。
最後に、床全体に落ちたホコリを雑巾でサッと拭き取ります。その後、掃除機をかけて仕上げるとより綺麗になります。これでホコリ払いは完了です。
ワンポイントアドバイス
年中空咳が出る、肌にかゆみを感じる、喉に違和感を感じる場合、ハウスダストアレルギーの可能性もあります。ホコリを掃除すると、部屋中がスッとクリーンな空気に包まれます。体内に入る空気に注意しながら、リラックスできる空間を作っていきましょう。ぜひ試してみてくださいね。

