【毎日の掃除習慣⑨】入浴後の風呂掃除

毎日の掃除習慣

風呂掃除は、時間がかかる・体力が必要・衛生的に抵抗があるなど敬遠されがちです。浴室は湿度がとても多いため、すぐに赤ヌメリやカビが発生し、手に負えない状態になる可能性があります。

今回は、浴室を清潔快適に保つ3つのポイントと、「入浴後5分の掃除習慣」でお風呂をピカピカな状態に保つ方法についてお伝えします。クリーンな空間で入浴時間を楽しめるように、1つでも参考になれば幸いです。



浴室を清潔快適に保つ3つのポイント

①24時間換気する

以前の記事でも書きましたが、浴室は湿度が高くカビが発生しやすいため、24時間換気しておくのがおススメです。

時々、「換気扇のつけっ放しは電気代が気になる・・」という声を聞きますが、一般的に浴室の換気扇を24時間つけたときの電気料金は200~300円位です。菓子パン1個位の料金で、浴室のカビを防いで空気を綺麗にしてくれると思うと、喜んで使ってしまいます。

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②入浴後すぐに汚れと水気を取る

入浴後は浴室内の湿度が高く、汚れが浮いて落ちやすい状態です。改めて掃除の時間を確保しなくても、入浴後は風呂掃除の最大のチャンスです。毎回の汚れをサッと掃除する習慣が身につけば、赤ヌメリや黒カビに悩まされることも減り、汚れが深刻化せずに済みます。特殊な強力洗剤に頼らなくてもよくなります。

③お風呂グッズを直置きしない

お風呂グッズを浴室内に直置きすると、水気が停滞しやすく、カビの発生原因になります。浴室内にある風呂グッズを見直し、必要なモノだけを工夫して保管してみましょう。わが家では、以下の方法で保管しています。

  1. シャンプー、トリートメント、軽石、洗顔泡立てネット、水切りワイパー、掃除用洗剤
    ⇒タオル掛けにS字フックで吊るして保管、洗剤本体はレバー部分を引っ掛けて保管
  2. ボディタオル
    ⇒浴室ドア内側の引手(手すり部分)に広げて掛けて保管
  3. 洗面器
    ⇒水栓と壁の間にひっかけて立てて保管(引っ掛けられるタイプならS字フックでタオル掛けに吊るす)
  4. 石鹸
    ⇒壁にホルダーを付けて保管
  5. 掃除用スポンジ
    ⇒引っ掛けられる形状のスポンジを使用し、使用後は洗ってしっかり水気を切ってランドリーパイプに引っ掛けて保管


上記以外のモノは、容器にまとめて洗面台の下に保管しています(例:洗顔フォーム、アカスリタオル、カミソリ、掃除用の古い歯ブラシ)。入浴前に、使うモノだけをピックアップして浴室に持ち込み、使用後はタオルでしっかり水気を拭いて、完全に乾かしてから片づけます。一見面倒なこのひと手間が、カビやヌメリを寄せ付けないポイントです。

風呂用のイスは無くても困らないし、床面を広く使えるので使っていません。



風呂掃除の手順

毎日の風呂掃除は、慣れると3分位で完了します。目立つカビも無く、澄んだ空気で、明るくピカピカした空間にしてく手順についてお伝えします。

準備するもの

風呂掃除で準備するものは、①スポンジ、②ブラシ、③中性洗剤、④水切りワイパーの4点です。

①は、スポンジは衛生的に頻繁に交換するので、100均のモノを使っています。いろんな素材があるので、試しながら、浴槽を傷めず綺麗に掃除できるものを選んでみましょう。

②は、床面に細かい凹凸を掃除するために、床材を傷めないブラシを選びましょう。これも、試しながら最終的にお気に入りに出会うと思います。

③は、トイレ掃除で使っている「ウタマロクリーナー(住宅用の中性洗剤)」と同じものを、風呂掃除用にも1本置いています。既に深刻化したカビが無い限り、強力なカビ取り洗剤類は使わなくてもOKです。

④は、窓掃除の時にも使えます。あまり劣化せず滅多に買い替えないため、しっかりした作りのものを選ぶと安心です。ワイパーの幅が狭すぎたり広すぎると、水切りがスムーズにできないので、自分に合った適切なサイズを選ぶようにしましょう。

①シャワーで全体を流す

入浴中は、浴室内に石鹸カスやシャンプー、皮膚の垢、毛髪などが飛び散ります。まずは上部から下に向かって、サーっとシャワーで洗い流します。このとき、「換気扇・照明・追い炊きリモコン」にシャワーの水を直接かけないように注意しましょう。

浴室に持ち込んだ風呂グッズがあれば、シャワーで流す前に浴室外へ出しておきましょう。

②上から順番に掃除する

スポンジと中性洗剤を使って、壁面、浴槽、洗面器、水栓、シャワーヘッド・ホース、床を掃除ます。上から下へ向かって掃除すると、洗剤が体につきにくくなります。中性洗剤は、手肌に優しく刺激が少ないですが、敏感な人はゴム手袋や浴室スリッパを履きましょう。

特に汚れやすい、カビが発生しやすいポイントは、浴槽内、浴室の四隅、浴室ドア、ドアレール、コーキング(樹脂のゴム)部分、排水口付近です。他の場所よりも意識して掃除をしましょう。

③シャワーで流して水気を取る

天井にも、カビ予備軍が毎日待機しています。電気部分に水を直接かけないように注意しながら、天井から順番にシャワーで洗い流します。手が届く高さであれば、洗剤無しのスポンジで(洗剤が目に入ると危険なため)サッと天井も洗いましょう。手が届かなければ、天井はシャワー+ワイパー(又はタオル拭き)だけでもOkです。この時、お湯ではなく水でシャワーをかけると、水はけがよく、湿度もこもりにくくなります。

次に、水切りワイパーを使って、シャワーを流したのと同じ順番で上から下へ水を切ります。角、設備、照明、凹凸がある部分は水切りワイパーを使えないので、全身を拭いたフェイスタオルで最後にサッと浴室全体を拭きます。(私の個人的なやり方なので、気になる人は雑巾を使うのもいいと思います)

④排水口の毛髪を捨てる

最後に、洗い場の排水口のヘアキャッチャーに溜まった毛髪を捨てます。少量でも毎日捨てるのがポイントです。ヘアキャッチャーにネットやストッパーを付ける人も居ると思いますが、キッチンシンクの生ゴミネットと同じ発想で、私は使っていません。

排水口にも垢が付きやすいので、サッとスポンジやブラシで洗っておきます。これで風呂掃除は完了です。

最初は少し時間と手間がかかるかもしれませんが、コツとポイントをつかんで習慣にできれば5分程でサッと掃除できるようになりますよ。



週1回の風呂掃除

毎日するほどではないけれど、週に1回やっておきたいポイントをご紹介します。

●排水口のヘアキャッチャーを外し、排水口内部の部品を洗う

●浴室ドアのレール・パッキンを、古い歯ブラシを使って洗う(できれば週2~3回洗いたい部分)

●浴槽のエプロン(カバー)が外せるタイプの場合は、外して内部を洗う
⇒エプロン内部は、カビや虫が発生する可能性がとても高い場所です

●浴室乾燥機がある場合はフィルターを外してサッと洗い、乾かしてから戻す
⇒浴室乾燥機を使っていなくても、換気機能を24時間稼働させているので、ホコリやカビが付きます



ワンポイントアドバイス

入浴は、疲労回復・むくみ解消・美肌・浄化作用・リラックス効果など、良い効果や影響がたくさんあります。1日の疲れを癒す大事な入浴時間、自分自身をケアするために、さっそく今夜から入浴後の掃除をしてみましょう。
完璧は目指さず頻度を増やすことを目標に、月に1回掃除していた人は週に1回、週に1回掃除していた人は3日に1回、風呂掃除を始めてみましょう。

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