毎日の基本の掃除にプラスする「1日1掃」シリーズ。
毎日少しずつ汚れているけれど、毎日掃除をするほどでもない。
そんなワンポイントを定期的に綺麗にすることで、住まいが隅々まで輝き始める新習慣をご紹介します。
所要時間を目安に、今日も1日1掃で住まいをピカピカにしていきましょう。
住まいの入口=住人の鏡
玄関がどんな状態であるかは、そこに住む人の状態を知る手がかりになります。(関連記事:【毎日の掃除習慣③】玄関を雑巾で拭く)
住まいの入口が明るく開放的で、スッキリ片づいていてモノが少なく、ピカピカに輝いている場合、そこに住む人も心身ともに健康そうな状態であることがほとんどです(経験上1%くらいは例外もあります)。
もし、今の玄関を見て気分がスッと落ちてしまうようなら、このブログで紹介している他の記事も参考に、まずは自分自身をケアして大事にすることが大前提です。自分自身のケアが必要な状態(環境、食事、睡眠、運動、トラウマケア等)で、住まいのケアをする余裕は生まれないからです。
気分が上がらない玄関の特徴は
・物量が多い
・収納が活用できていない
・汚れている
・暗い
・換気できていない
これらのいずれか又は複数の要因であることが多いです。一気に解決しようとしなくてもいいので、まずは物量を減らす、換気する、片づける、といったことから取り組みましょう。
玄関の状態がある程度整い、玄関土間の拭き掃除もできるようになったら、これから紹介する1日1掃に取り組んでみましょう。最初は汚れがひどく時間がかかるかもしれませんが、一度綺麗な状態になれば2~3分でお掃除が完了します。
玄関ドアの掃除
玄関ドア掃除で使用する用具は、玄関掃除用の雑巾(土間を拭くものと同じ雑巾でOKです)、状態や必要に応じて脚立やほうきもあると便利です。洗剤は使いません。
掃除の手順は
①玄関ドアの内側・ハンドル
②玄関ドアの外側・ハンドル
③沓摺(くつずり=玄関ドアの下にあるレールのような部分)の順に拭きます。
戸建の場合、玄関ドア上部にクモの巣が付きやすいので、小まめに拭きます。沓摺の部分には、外から入る砂ぼこりがとても溜まりやすいので、ここも掃除しておきます。
毎日触れるハンドル部分は、目に見えなくても非常に多くの雑菌や汚れが付いています。ご自身やご家族の体のためにも、小まめに拭き取って清潔に保ちましょう。
インターホン・表札の掃除
玄関ドア掃除用と同じ雑巾を使って、インターホンの玄関子機と表札を拭きます。屋内側のインターホン親機も、日々手垢で汚れているため雑巾で拭きます。表札は、凹凸があり複雑な造りになっている場合、必要に応じて古い歯ブラシ等を使うと掃除しやすいです。
インターホンと表札の掃除??と思われた方、そんなところ一度も掃除したことないよ、という方の方が多いかもしれません。インターホンも表札も「来訪者用」の設備なので、住人側からは普段ほぼ視界に入っていません。
昔仕事でお宅を訪問した際、「インターホンが見えづらい、聞こえづらい」というお話を聞くことがあり、「外のカメラレンズが割れていますよ、クモの巣が張っていますよ」等とお伝えすると、非常に驚かれたことが何度もあります。それくらい、住人側からは普段見えていない部分ということなのです。インターホンは、来訪者が誰であるかを確認する重要な設備であることを考えると、防犯上も清潔正常に整えておくことは非常に重要です。
郵便受けの掃除
同じ雑巾を使って、郵便受けも拭きます。ここも普段掃除したことがない方の方が多いかもしれません。
郵便受けは通常屋外に設置されているので、外気の汚染物質や雨風による汚れ、クモの巣などが付きやすい場所です。マンションの集合ポストは、通常管理会社が掃除してくれていることが多いので、そこまで汚れません。
基本的に、毎日触る設備、屋外に設置している設備は、とても汚れやすいということを覚えておくと、頭の中のお掃除リストにも入りやすいと思います。
以上、1つでも参考になることがあればご活用ください。
今日も「1日1掃」で、住まいを今よりもっと快適に整えていきましょう。