最近、キッチンを見てため息をついたことはありませんか?毎日の掃除習慣7つ目は「料理後のキッチン掃除」。夕飯の後、1日の最後にキッチンを掃除することで、ため息の原因を減らすことができます。
水アカ、油汚れ、食品の残りが主な汚れの原因で、どれも長期間放置しない限りは、サッと洗って拭くだけでキレイに落ちます。
今回は、キッチン周りをキレイに保つ3つのポイントと、キッチン掃除の具体的な方法についてお伝えします。
キッチンを清潔快適に保つ3つのポイント
前回「【毎日の掃除習慣⑥】トイレ掃除」でお伝えしたポイントと同様に、キッチンも使うたびにサッと掃除するのが基本です。キッチンを清潔快適に保つにためのポイントを3つご紹介します。
シンクの中にモノを置かない
シンクの中に、できるだけモノを直置きしないようにします。掃除がしづらいのと、直置き部分にカビが発生しやすいからです。使った食器類はその都度洗い、引っ掛けるタイプの食器洗剤・スポンジ置き場がなければ用意しましょう。私は、カビが付きにくいステンレス製の引っ掛けるスポンジラックを愛用しています。
三角コーナーの水切りカゴ、洗い桶、排水口水切りネット、排水カップ(排水口のフタ)は使っていません。これらは、毎日掃除や交換をしないと汚れてしまうので、掃除の手間を減らすためにも使わないことにしています。
生ゴミは、毎朝シンクの角に1枚小さなポリ袋(スーパーでもらう袋)を置き、その中に入れています。1日の最後にポリ袋を縛って捨てます。水分が出やすいので、しっかり水気を切り、紙類のゴミを混ぜて捨てると安心です。
ワークトップにモノを置かない
毎日使う調理器具やカトラリーは、引出しや戸棚に片づけます。調味料は、油・砂糖・塩・粉末出汁は戸棚や引出しに入れ、それ以外はすべて冷蔵庫へ入れています。防虫や鮮度保持にも効果的です。
まな板は、専用の収納場所に片づけるか、吊るしておきます。
油汚れはその都度拭き取る
調理をした後の油汚れや吹きこぼしは、その都度ふき取ります。時間が経つほど汚れは取れにくくなり、固着してしまいます。食器用洗剤の泡又はアルカリ性洗剤とキッチンペーパーを使って、サッと拭き取ればすぐにキレイになります。
換気扇にも見えない油汚れが飛び散るので、油や強い蒸気が出る調理をした後は、サッと拭いておきます。
キッチン掃除の手順
上記3つのポイントを実行していくと、キッチン掃除の7割は完了します。常に、ほとんど汚れていないキレイですっきりした状態になるからです。
後は、水回り特有の汚れをサッと洗うことで、ピカピカのキッチンを保つことができます。キッチン掃除の手順を見ていきましょう。
準備するもの
キッチンの掃除には、①食器用洗剤、②キッチン用アルカリ性洗剤、③食器用スポンジ、④油汚れ用スポンジ、⑤古い歯ブラシを使います。毎日サッと掃除するだけなら、①と③があれば十分です。②④⑤は、油料理をした後や、後述する週1回のキッチン掃除で使用します。
用途別のいろんな掃除グッズ・便利グッズや特殊な洗剤は不要です。
コンロ周りを掃除する
コンロの天板には、1日の油や調味料のほか、ホコリも積ります。②を軽く吹きかけて、キッチンペーパーでサッと拭いておくことで、頑固な汚れを防ぐことができます。既に取りにくい汚れがある場合、④を使って落とします。
油汚れが付くため、布巾等は使わず、使い捨てのペーパーで掃除する方が衛生的です。
生ゴミの回収
排水口のゴミ皿に溜まる生ゴミは、前述したように生ゴミ用のポリ袋へ入れて、1日の最後に回収して捨てます。水気が多いと、ゴミ袋から水漏れや異臭がしてしまうので、水気を切って紙類のゴミを混ぜる工夫をしておくと安心です。
シンクを洗う
食器類を洗ってシンクを空にした状態で、①と③を使ってシンク全体をサッと洗います。水で流して、水気を布巾で拭いて仕上げます。
週1回のキッチン掃除
毎日するほどではないけれど、週に1回はしておきたいキッチン掃除のポイントをご紹介します。
●研磨剤成分が入った洗剤(ジフ等)とスポンジで、シンクと周辺を磨き洗います。水アカが取れて、ピカピカに輝きます。
●水栓周り(蛇口)、排水溝の中皿(ゴミ受け)の細かい部分を、古い歯ブラシ等を使って洗います。ただし、プラスチックタイプのゴミ受けはカビが発生しやすいので、毎日洗うことをおススメします。
●ガスコンロを使用している場合、コンロの換気カバー(グリルの上の網カバー)とゴトクを外し、しばらくお湯に浸けた後、アルカリ性洗剤を吹きかけます。そのまましばらくすると、油汚れがジワジワと浮いてくるので、油汚れ専用スポンジを使って洗います。
●吊戸棚を拭き、全開して換気することで、湿気や独特の臭いを防ぐことができます。
●換気扇を、アルカリ性洗剤とキッチンペーパーを使って拭き掃除します。換気扇を分解するとそれなりにパワーが必要なので、毎週そこまでする必要はないと思います。本気の換気扇掃除については、「1日1掃」でお伝えする予定です。
ワンポイントアドバイス
失敗談:シンクの素材によっては、研磨素材の硬いスポンジやメラミンスポンジ(激落ちくん等)を使うと、シンクを傷めてしまうことがあります。日常の掃除では、研磨素材でないスポンジを使い、研磨素材を使うときはシンク周りの素材を確認して、傷めないように優しく掃除しましょう。
毎朝毎晩、目にするキッチン。ここを整えることで、お料理好きでも嫌いでも、なんとなく立ち寄ってしまう場所になりますよ。みなさんのキッチンが、キレイに快適になりますように。